50. 負け試合を大切に

記念すべき50回目の技術紹介という事で、このテーマにしました。

どれだけ練習していても1球、1球を大切にしてプレーをしなければ、負ける事は簡単です。

負け癖が付いてしまうのは良くないのですが、負ける事を恐れて練習中の試合をしなかったり、試合を楽しめなくなってしまったらおしまいです。

負けてしまってやる気を無くしてしまったら本末転倒。負けた事での悔しさがあるからこそ、皆、必死で練習をするものです。

負けるからこそ次の試合に活かすべき技術が何であるのかを理解する事が出来ます。


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仮にある試合で決勝戦まで勝ち進み、決勝戦で勝利して優勝をしたとしたら、その試合は記憶に鮮明に残る事でしょう。

しかし、それ以外の勝ち試合というのは大体、内容もあまり覚えていないものです。

仮に目標がベスト64だったとしたら、ベスト64決定戦での記憶が残る事でしょう。

しかし、それが当たり前になってくると次はベスト32決定戦が目標に変わり、ベスト64決定戦での勝利は当たり前になり、勝たないと恥ずかしく思えてきます。こうなってくると次はベスト32決定戦での負けの方がよっぽど記憶に残ります。

これを延々と続けていくと、どこかで成績が上がらなくなり、いくらベスト32に入ったとしても前回と同じ成績だったと嘆くようになります。

人間という生き物は傲慢・強欲の生き物ですので、相当な勝利でない限り勝った時は天狗になり記憶もあまり残りません。負けた時の試合の方がしっかり振り返る事が出来るものです。

1回戦、2回戦で負けない限り、大体は勝つ回数>負け回数ですので、そういう意味でも勝つという事の価値は薄れやすいですね。

これだけ勝ったし多少負けても良いやという気持ちにだけはならないで下さい。

本気で試合に臨み、本気で相手と対戦して、それで負けたら清々しいですよね。逆に、がむしゃらを恥じて少し手を抜いたりして結局、負けてしまっては、逆に恥ずかしく、格好悪いですし、潔くないですね。

勝てない相手には弱点は無いようにも見えますが、ある程度、練習を積んでいるならば勝てる可能性はあります。
可能性が低いならば、何が足りないのかをよーく考えてみれば分かってきます。

例えば、相手がバック側ばかり攻めてきていて、自分はずっとバックで返球をしていたとしたらどうなりますか。

バックで強打は来ないしこの展開なら勝てると延々とやられます。たまにフォア側に振られたらおしまいです。

また、例えば、相手がストップからの展開ばかりでフリックも中々出来ず、ツッツキやダブルストップだけで戦っていたとしたらどうなりますか。相手に先に攻められて劣勢になりますね。たまにフリックしてみても決まらなかったらどんどん何も出来なくなっていきます。

という具合に、負ける場合は弱点を攻められて上手く試合の組立てが出来ずに崩れてしまうという事が多いのではと思います。

逆に、相手の弱点は何だったのでしょうか。どうすれば相手の弱点を見つける事が出来て、相手の弱点を狙い打ち出来たのでしょうか。


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その答えは、自分自身にあります。

単調なプレーをしていたり、そもそも技術的に足りないところがあったのか、相手の動きをよく見ていたのか、違うコースに狙える隙はあったのか、どうしてあの大事な場面でミスをしたのか、色々と振り返ってみると、こういう事をしたから失点が続いたという事が分かってきます。

極端な例ですが、先日の世界ワールドカップの試合で、張本智和 vs 馬龍 の1セット目を全て書き出してみました。
こういうレベルになると、基本技術で簡単なミスはしませんので、競った時や、1点が欲しい場面でのサーブやコースを考えてプレーをしているというのが良く分かります。

【卓球】ワールドカップ2020 男子 準決勝 張本智和 vs 馬龍

この記事を読んで頂いている全ての方が、自分には弱点が無いと言い切れるならば、皆、負けた要因は戦術やメンタル面と言えます。

しかし、そんな事は無く、誰しもが苦手なので置きにいくプレーをしてしまったり、攻めたいのにミスを恐れて攻めれずに、相手に先に強打されてしまい失点となってしまいます。

逆に、先に攻めたにも関わらず失点するケースが多いのであれば、コース、回転、深さ、高さ、連続攻撃の質、ミドル処理、飛び付き、バックハンドドライブ、切り返し等、色んな課題が出てくるのだと思います。

相手のスーパープレーを返球するのが卓球ではありません。相手にスーパープレーを打たせず、自分がスーパープレーを出すために、相手を崩すような戦術を用意して対戦をします。自分は戦術は無くてずっと同じサーブ・レシーブをおこない、相手は必勝パターンを持っていたとしたら、それが何種類もあったとしたら、相当な実力差が無い限り、相手のペースに飲まれて負けてしまう確率が高くなります。

確率を上げる方法として、以前に記事を書いたのを思い出しましたので、こちらにリンクを貼り付けておきます。こちらも合わせてご覧頂ければ幸いです

13.  確率を上げる

結局、言いたかった事は、負けた試合を振り返り、負けパターンは何だったのか、勝ちパターンはどこだったのか、それが見つけられないならば、どういうプレーを変えれば見えてくるのか、負けた相手の負け試合はどういうプレーで失点しているのか、色々と考えてみては如何でしょうか。

それを深く考えた上でノートにまとめ、練習テーマを決めて取り組めば、一層、良い練習の仕方が身に付くのではと思います。


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