51. パワーポジション

パワーポジションという言葉を聞いた事がありますでしょうか。卓球においてはボールが軽く、力が無くても返球が出来てしまうためおろそかになりがちですが、パワーポジションを理解している選手と、そうでない選手で威力に大きな違いが出ます。

パワーポジションをWEB上で検索すると、その定義は「最も力を発揮しやすい姿勢」と書かれておりました。

では、卓球においてのパワーポジションとは、一体、どういう事が考えられるのでしょうか。



パワーポジションと一言で表しても、その意味には色んな要素が考えられますよね。

例えば、前方向に走り出す場合のパワーポジションと、横方向に走り出す場合のパワーポジションは違いますよね。また、打球する場合の力の入る場所については、また全然考え方から違ってきますよね。

卓球においては、前傾姿勢を取ると良く耳にするかと思いますが、これもパワーポジションと関係しております。
卓球において注意すべき点は、主に3つあります。

1つ目は前方向に動く力です。例えばレシーブ時に構えている際、短いサーブが来た場合は即座に前方向へ動き出し、出来る限り早く打球位置に到達し、打球する動作に移ります。

2つ目は横方向に動く力です。これもレシーブ時に即座に左右に来るサーブに反応し、適切な位置に動いた上で打球をする必要があります。

3つ目は体幹と言えば良いのでしょうか。押されてもびくともしない姿勢です。卓球においては前方向からの力に対して反発出来る姿勢が重要です。打球は後方には飛ばしませんので。最も力が入り、ラケットを指で前から押されてもぶれないような位置で打球出来る事が大切です。

以上の3点を踏まえると、どういう姿勢が卓球におけるパワーポジションと言えるのでしょうか。

レシーブにおいては1つ目、2つ目はセットで考える必要があります。横方向にも前方向にも飛び出せる姿勢にする必要があります。

例えば、陸上の短距離選手のパワーポジションはどういう体勢になるのでしょうか。彼らは横方向に移動はしませんのでとにかく前方向に特化した形の体勢がパワーポジションと言えます。

続いてバスケットボール選手はどうでしょうか。特にディフェンスをしている人たちを見ていると、抜かれそうになったら即座に後方へ移動する必要がありますが、前傾姿勢ですよね。

人間は、後方へ即座に移動する事を想定した体の作りになっておりませんので、後ろに行きたい時は母指球を使って後方へジャンプするか、体を捻って横方向に移動する必要があります。

バスケットボールを例に挙げると、ずっとディフェンス側は相手に追従をしていく必要がありますので、体を捻って横方向に移動をするようにします。


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卓球の場合は、後方にずっと追従する事は無く、出来る事ならば前方向に移動したいですし、一瞬で移動する必要があるので母指球を使って後方へジャンプするのが一般的ですね。

つまり卓球の場合は、前方向、横方向に特化した体勢にし、後ろに移動する場合は一瞬でジャンプし、直ぐに前方向に打球するという事になりますね。

卓球において打球を横方向に飛ばしませんので、横方向は即座に動けるようにしておく必要がありますが、特に重要なのは前方向に力を出せる体勢です。お気づきかと思いますが、前方向に出来る限り特化した形というのは、前傾姿勢です。

但し、前傾姿勢だけでは駄目で、横方向にも移動出来る必要があります。そのために両足を広げる必要があるのです。

一般的に卓球では、つま先に体重を乗せて前傾姿勢、肩幅よりも広いくらいに足を広げると言われる事が多いかと思います。

この理由は、前述の動きが最もしやすい体勢だからなのです。

後は、自分自身で最も動きやすい体勢を見つけてみて下さい。何となく、考えずにいつも通りの構えで打球をしているよりも、よっぽど効率の良い構え方が見つかるはずです。

最後に、3つ目に関して言いますと、1つ目、2つ目と一緒であれば良いのですが、違います。動きやすい体勢と、威力のある打球を出せる体勢は異なるのです。

フォアハンド、バックハンド、フリック、カウンター等、動き終わってから打球する迄の動作を一つ一つ見直して、移動した瞬間に威力の出せる打球をするにはどういったフォームが理想的かを考えてみれば、おのずとプロ選手のような打ち方や動きに近づいていくはずです。

今お伝えした事は、あくまで理想論に過ぎません。対戦相手は、体勢を崩しにかかってきます。その中で、少ない時間を効率的に使い強い打球を打てるようになれれば、勝ちに近づいていくはずだと思います。

動きながら体を捻って強いインパクトをして戻っての繰り返しの中で、先手を取れるようになれると、更にステップアップが出来ます。


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