現在、開催中の卓球男子ワールドカップ2020ですが、もう直ぐ決着が付きますね。最後まで見逃せませんね。
色んな試合を書きたいのですが、今回は、男子準決勝の張本智和 vs 馬龍について記事を書きました。
前回、ネタバレになるので3セット目までのピックアップをしましたが、試合の流れが良く読み取れないので、今回は1セット目に限定して、全得点シーンを書き出しました。
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両者の思惑が良く理解出来るので、こうやって見てみると面白いですね(まとめるのにかなり時間掛かりますが…)。
ここから更に、どういう場面でどこにサーブ・レシーブが来る確率が高いのか、分析をしていけば、より試合に勝つためにどういう考え方で組み立てれば良いのかが分かってくるのだと思います。
皆さんも、自身の試合を分析してみては如何でしょうか。
動画と、1セット目の試合の流れは記事の下側に記載しますので、是非、ご覧頂ければと思います。
では、まずはプロフィールからどうぞ。
名前:馬龍(まりゅう、マ・ロン、Ma Long)
生年月日:1988年10月20日
国籍:中華人民共和国
出身地:遼寧省鞍山市
身長:176cm
体重:70kg
引用元:Wikipedia
ラケット:キョウヒョウ 龍 5X
※JTTAAの刻印が無いため、出場する大会開始後、試合に入る前に審判長の許可が必要となります。
フォア・バック面:キョウヒョウ NEO 3
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名前:張本智和(はりもとともかず)
愛称:ハリー
生年月日:2003年6月27日
国籍:日本
出身地:宮城県仙台市
血液型:O型
身長:175cm
体重:64kg
所属:木下マイスター東京
引用元:Wikipedia
ラケット:インナーフォース ALC
フォア面:ディグニクス05
バック面:テナジー05
0-0
フォア前に横上サーブをミドルへバックフリックし体勢を整えてどちらに打たれても良い状態を作り、フォアに威力の無いドライブを打ってきたのをコンパクトなスイングでフォアへカウンター。
それを見事な飛びつきでミドルへ返球しますが、最後はミドル処理が上手すぎますがバック側にカウンターし得点に繋げました。
0-1
出るかで無いかのツッツキをし、打たせた上でカウンターを狙いましたがネットミス。
1-1
レシーブ、4球目とミドルを連続で狙いますが最後はラッキーでしたね。
2-1
横上サーブをミドルに出し、フォアフリックもまたミドルに来ましたが、コンパクトなスイングで打点の早いカウンターで得点しました。
3-1
バック側にロングサーブを出してバックで待っていましたが、上手くフォア側にバックドライブレシーブ。
読みが外れましたがしっかり下がりながらもカウンタードライブで得点。反応がとても速いですね。
3-2
フォア前に来るサーブに対して、台のサイドを切る際どいストップレシーブ。ミドルかフォアにコースを限定し、
持ち上げさせたドライブをカウンターで抜きました。狙い通りの展開ですね。
4-2
とても切れている下横回転サーブをフォア前に出して得点
5-2
バック前に下横回転サーブをストップされ、3球目はタイミング合わずチキータが出来ずツッツキで返すだけの展開
になり、凌ぎましたがバック・バック・ミドルへの連続攻撃で失点しました。
5-3
フォア前の横上回転サーブをバック側にチキータ、3球目はミドルにバックハンドドライブを打ちますが、待っていたのかミドルへ来た打球をカウンター、そこから3連続でフォアを狙いますが最後は打ち急いで失点しました。
5-4
1点が欲しい場面で巻き込みサーブでフォア前に不意を突き浮かせて3球目が綺麗に決まりました。
5-5
フォア前に横上回転サーブを出しますが、フォア側へフリックされ何とかバック側へ返球しますが惜しくも台の外でした。
5-6
フォア前にナックルサーブを出してレシーブが浮きました。ミドルを狙いますがフリックミスとなりました。この失点は大きいですね。
5-7
ミドルへの横上回転サーブに対してミドルへ返球しますが、3球目のドライブがネットに掛かり失点。
5-8
バックサイドを切りそうな程、コースを変えたナックルサーブ。フォア前にストップしますが浮いてしまいました。相手のフリック強打に対して何とか返球し、ネットに掛かってラッキーな得点となりました。
ほとんど手首だけで打球してますね。
6-8
サーブが台から出たところをドライブで先手を取られてしまいました。
レシーブのドライブもミドルに打ってますね。苦し紛れのカウンターは残念ながらミス。
6-9
バック前に下横回転サーブを出し、フォア前にストップレシーブ。流すフリックでバック側を狙い、
浮いたところをバックハンド強打。1球では決まらず後ろから盛り返されますが、綺麗なカウンターが決まりました。スーパープレーですね。
最後のカウンターもライジングを捉えて体の前でコンパクトにスイングしてますね。
7-9
ここも1点が欲しい場面で、5-4の時と同じフォア前への巻き込みサーブを出し、レシーブが浮いたところを
バックハンドドライブで得点しましたね。
7-10
フォア-ミドル前に来た横下回転サーブを3-2の時と同じ台のサイドを切る際どいストップレシーブ。
カウンターを狙いますが、とても浅くて低いドライブを打たれて合わせる展開に。残念ながら先手を取れず失点しました。
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