集中・タイミング

今回は、卓球女王の福原愛選手(以下はお馴染みの”愛ちゃん”と書かせて頂きます)と言えばこの言葉を思い浮かべる人も多いのかなと思い、その重要性について深堀りをしていければと思います。

卓球で大事な要素の一つに、試合に集中する事と、リズムに乗ってタイミングを合わせる事があります。愛ちゃんは幼い時からこの集中・タイミングという言葉を胸に日々の練習に励んでおられました。


スポンサーリンク


以下は、愛ちゃんの24年間の軌跡を追ったドキュメンタリー動画です。

とても参考になる卓球の愛ちゃんの軌跡ですが、その動画の中でも7分40秒のところで、この「集中(しゅうちゅう)、タイミング」という合言葉について紹介されております。

愛ちゃんが初めてバンビ(小学生2年生以下の部)の全国大会に出場した4歳の時、手のひらに書かれていたのがこの文字でした。

つまり、愛ちゃんの卓球人生の始まりとも言えるその時、愛ちゃんはこの2つの言葉を胸に戦っていたのです。

これだけでもこの2つの要素がどれほど重要な事なのか、理解するのは容易かと思いますが、もう少し説明をしていきたいと思います。

 

まず一つ目の【集中】に関してです。

これは精神面に関わる要素です。どれだけ練習をしていても、寝不足のまま試合に臨んだ日は調子が悪かったり、湿気のある日は集中力が散漫になったり、相手が強豪選手であればあるほど不安になったり、諦めたり、集中力を切らすと色んな不安がおしよせてくるものです。

勝負の世界は勝ち負けは絶対に存在します。特に卓球は、個人対個人の戦いですので、勝つか負けるかという二択しかありません。

仮に、極端な例ですが、生きるか死ぬかの瀬戸際で戦いをする事になったとします。皆さんの集中力はどうなりますか?そんな場面に出くわした事は無いのですが、勝手に集中力は上がると思います。

では、卓球の試合・練習において集中力は何故、重要なのでしょうか。それは、途切れがちだからです。

特に、不安になったり、緊張したりすると、本当に今までの自分とは別人のようなプレーになったりする場合もあります。

試合序盤に集中力を欠いていて、点差が付いてから集中力を取り戻しても、それは遅すぎるのです。

逆に相手側の気持ちになってみましょう。相手が緊張のあまりミスしたり、甘い球が来て強気で攻めたら決まり、試合序盤からペースを掴んでしまったとしたら、点数が離れて気持ちに余裕が出たとしたらどうなりますか。
もう、その時点で試合は決しているといっても過言ではありません。

仮に、実力差が離れている相手とやる場合、格下であれば特にそのままでも問題はありません。同レベル~格上の相手と試合をする場合、そんな気持ちで勝てるほど、勝負の世界は甘くありませんよね。

卓球というスポーツにどれだけ情熱を注げるか、それが出来ないならば卓球を続けていても強くなる事はあり得ないと思います。


スポンサーリンク


 

さて、続いては【タイミング】についてです。

こちらは技術面に関わる要素です。タイミングを合わせれなければ、無理した体制で打球をする事となり、結局のところ強打をしたりコースを狙ったりと、自分のペースに変えていく事が出来ません。

タイミングの取り方は色々とありますが、ここで意味するタイミングとは、リズム感の事だと思います。
卓球のラリーを聞いていると、心地良いリズムが刻まれます。このリズムが合わないと、やはり良い打球が出来なくなります。

ボールのリズムに合わせて、摺り足でいつでも反復横跳びのようにどこでも動ける体制を作り、タ(台にバウンド)・タン(打球)・タ(台にバウンド)・タン(打球)・・・と続くラリー中に、つま先に重心をのせて地面から離れない程度に摺り足で動き続ける必要があります。

タン・タタンというリズムの中で2回、タンで1回、タタンでもう1回、それを繰り返してラリーのリズムに合わせてタイミングを取っていきます。この中でやる事はたくさんありますが、例えば、”打球して・戻る”や”重心移動して・戻る”や、”移動して・打つ”と言った事を、タン・タタンの動作の中で相手の打球・コースに合わせてリズムを取り、自分のタイミングで返球していく事が安定させるコツという事になります。

これだけが要因ではないですが、中々、4歳の愛ちゃんが小学2年生に勝つというのは難しい中で、ここまで大活躍が出来たのは、しっかりこの2つの要素を意識して自分のプレーが出来たからだと思います。

ある程度、上手くなってしまうと当たり前の要素を忘れてしまう事がありますので、今一度、自分を見つめ直し、しっかり自己分析をする時間が大切だと思います。

何か違う要素があるならば、変えずに「まぁ良いや、自分の打ち方はこうだ」と決めつけて練習をしていると、全く上手くならずに活躍が出来ず、そのまま練習だけして試合で負けてという事を繰り返し、引退して後悔が残る事になります。それで良いと考える方は、こんな記事を最後までしっかり読んでいないと思いますので、ここまで読み進めて頂いた方は、大丈夫だと思いますが、本当に後悔の無い卓球人生にして欲しいと思います。

 

また、福原愛選手の母親は、愛ちゃんの目に見えない素質(内面)に以下を挙げております。

集中・タイミングという重要な要素の他にも、内面を磨き上げる事が勝利への近道です。1週間の内、たったの1時間でも構いません。卓球の事を良く考えて頭を整理し、どうすれば勝てるか、自分自身を見つめ直す事こそが勝利への一番の近道だと思います。

 

・卓球大好き、練習大好き

・あきらめない、粘り強い

・負けず嫌い

・研究熱心、独創的

・高い集中力

・勝利へのあくなき執念


スポンサーリンク


 

最後までお読み頂き有難うございました。

もし「役に立った」「共感した」という方がおられましたら、是非、FacebookやTwitterにて「いいね」「シェア」を宜しくお願い致します。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で