フリックについて

​今回は初歩的なフリックの考え方についてご説明させて頂きます。
卓球のフリックには様々な打法があり、臨機応変に変えていく必要がありますが、まずは最も初歩的なフリックの方法を紹介させて頂きます。
全ては基礎からの応用ですし、基礎が安定して出来るのであれば応用も上達が早くなります。前章で紹介をしておりますが、基礎の綺麗なフォームが出来たら、そこから1つだけ応用的なフォームを取り入れて下さい。そのフォームが固まればまた次のフォームを1つ取り入れて下さい。こうする事で、発展的なフリックも身につきやすくなると思います。


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後、始めにお伝えしたい事として、基礎的なフリックが出来るだけでは上級者とは言えません。
卓球の中で最も細かい動作であり、試合の中で最も打球する確率が高いのが台上処理なのです。このバリエーションや打球感覚(ボールタッチ)を覚えて、様々なプレーをする事で始めて相手に隙が出来、攻撃を先に仕掛ける事が出来るようになります。
つまり、フリックに限らず台上処理は色んな打ち方を学んで実践をしてみて下さい。
細かい技術であり時間は掛かるかとは思いますが、将来的に自分の財産となりますよ。

さて、前置きが長くなりましたが初歩的なフリックについてご説明を致します。
1番簡単なフリックの方法は、下回転であればラケットの面を地面と垂直(90°)の状態からやや面が上方向を向くように(45°程度)して、そのままラケットの面の角度を変えずに、脇を出来る限り締めた状態(肘はなるべく横腹の近く)で、肩から肘までと前腕の角度が90°に保ったまま、右利きならば右足をボールの方へ近づけて、背筋はなるべく伸ばした状態で、前傾姿勢を保ちつつ、腰を回して肩→前腕→手首→ラケットに力を伝えて卓球台の板すれすれからネット上側と同じ高さ位まで振り抜くイメージで打球をしてみて下さい。

こうする事で、
・脇が締まっている=ラケットが体に近い状態=体の近くでボールを返球出来るというメリット
・手首を動かすよりもラケットの面が安定するメリット
・体から離れた位置で打球をするよりも安定するメリット
・手打ちよりも腰で打球をする事で力をラケット→ボールに伝え易いメリット
・前章までのフォームの延長となり他のプレーとの連動が良くなるメリット
といったように、良い事の方が多いです。
卓球は以前にもお伝えしたように、どれだけシンプルなフォームで打球が出来るかという事も重要となります。

また、ナックルであればラケットの面を地面と垂直にし、上回転であればラケットの面を先ほどと逆方向に−45°傾け、横回転ならば左右にもラケットの面を左右に傾けて調整し、同様に打球をしてみて下さい。
一朝一夕で出来ることは無いですが、実践していれば感覚が掴めて、どんどん安定した打球が出来るようになると思います。
是非、実践してみて下さいね。


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